頭痛外来での脳の検査の重要性

頭痛外来での脳の検査の重要性

初診では問診と脳の検査を実施してもらう方がよい?

頭痛外来では、どのように頭痛の原因、タイプを診断してくれるのでしょうか?まず、大事なのは問診です。頭痛の頻度と痛みの持続時間、痛む部位や痛みの強さなどについて、うかがっていきます。

代表的な頭痛について、簡単に紹介しますと、片頭痛はズキン、ズキンという拍動性の痛みが月に1~2回から週に1~2回の割合で発作的に起こる頭痛です。

群発頭痛は年に1~数回、一定期間(2週間から多くは1ヵ月)、のたうち回るような激しい痛みに襲われる頭痛です。

痛みの強さについては、「じっとしていられない」「頭をかかえて転げまわる」などの症状があれば群発頭痛の可能性があり、「寝込んだり、何もできない、じっとしていたい」といった場合は片頭痛の可能性が高くなります。

一方、緊張型頭痛の場合は締め付けられるように重苦しい頭痛が毎日のように続く頭痛です。純粋な緊張型頭痛の場合、片頭痛や群発頭痛などに比べ、痛みは比較的軽く、「我慢すれば、日常生活はできる」といった人が多いでしょう。

ただし、頭痛外来で病院に行くような方で純粋な緊張型頭痛は少数派です。先にお話ししたように、緊張型頭痛と片頭痛が合併していることがほとんどです
なお、片頭痛についてはセルフチェックできる「MY頭痛チェッカー」がありますので、興味がある方は一度、チェックをしてみるとよいでしょう。チェックしたリストを持参して、医療機関に行くのもよいと思います。

問診が終了したら、必要に応じて、脳のMRIを撮影していただくのもおすすめします。これは頭痛の原因となる脳の病気の有無を確認するために重要です。また、撮影を自ら希望される患者さんも少なくありません。ひどい頭痛で苦しんでいる人は、「脳の病気では?」と不安を抱えていることが多く、何も異常がなかったことが安心材料になり、治癒へのきっかけになります。

この検査で二次性の頭痛が除外されるだけで、「痛みがやわらいだ」という人もいます。
中には、MRIで頭痛の引き金となる急性の副鼻腔炎が発見されることもあります。このように、脳の検査をきちんと行うことは頭痛治療の重要なプロセスといっていいでしょう。

頭痛外来へ通っても整骨院や鍼灸へ通っても頭痛が改善しないという方は当院へお気軽にご連絡ください

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